昨年に引き続き、今年も「気軽に絵本づくり事業」が行われました。今年は飛び出すカードをつくろう!というテーマで、「不思議の国のアリス」からトランプの兵隊のシーンが飛び出す仕掛けをに挑戦。
大人も子供も真剣です。親子や友人で参加された方が多く、組立の説明を見ながら、2時間半程で完成させることができました。さて、来年はどんなものにチャレンジしましょうか?
/小野



ニシン。江戸時代後半から戦後にかけて約200年に渡り、増毛の経済を支えてきた魚です。しかし、昭和20年に4万トン以上水揚げのあったニシンはその後急速に数を減らしていき、昭和30年にはついに千トン台まで落ち込んでしまいます。ニシン漁が消滅の危機を迎えていたそんな頃、「ルポルタージュ・にしん」という本が安藤次男によって執筆されました。彼は凶漁にあえぐ当時の留萌・増毛を取材し、人々の動揺や困窮する暮らしぶりをリアルに記録しています。彼の出会ったほとんどの街の人は大なり小なりニシン漁に投資しており、漁獲の行方に目をギラギラさせ、「○○では千石とれたらしい」という根も葉もない噂に希望を託し、取材に来た著者には「なあに、まだまだこれからですよ」と応えながらもどこか不安を隠しきれない様子で遠くを見つめます。著者はそんな人々の姿を「目に見えない何ものかに魂を奪われている」と表現しました。
