この雨の中「何かいい本ある~?」とブック・リサイクル市に
いらして下さったお客様。
本のお好みをお聞きして、選書のお手伝いをさせていただきました。
その時「けっこう、いい子どもの本もあるんだね」と、おっしゃって
下さいました。
今日は、まだ残っている児童書の中から3冊ご紹介します。
「冒険者たち ガンバと十五ひきの仲間」
「グリックの冒険」
「ガンバとカワウソの冒険」
表紙絵の素晴らしさも注目です。
1冊目の「冒険者たち ガンバと十五ひきの仲間」はネズミたちが力を合わせて
イタチの中でも最も恐ろしいノロイの一族を倒す物語です。
この物語の中に出てくるノロイは、その強烈な悪の魅力で読者の心を
つかみました。強く賢く残虐なノロイですが、なんと言ってもその美しさです。
文の中から抜粋してみましょう。
「その会釈のしかたの優雅さ!白い毛の美しさ!おまけに柔らかい声の調子!
ネズミたちもおもわず、うっとりとなってしまったほどでした。ことに穴の中に
いたネズミの何びきかは、すぐにでも外に飛び出してイタチのところにいきたい
誘惑にかられてしまいそうになりました」
ここからネズミとイタチの壮絶な戦いが始まります。
掘り出し物です。 お早目に。